効用とコスト
目的は顧客の欲求を満たす「効用」です。
コストを費消してよいのは唯一「効用」を実現できる要件を満たすときのみです。
「効用」には3つの要素があります。
①基本満足の実現
これは基本機能です。
カメラでいえば写ること。
②不満足の回避
フラッシュ機能がついている。
この機能がなければ不満を感じます。
③感動の発現
どんな天候でとってもクッキリ見える。
曇り空でとっても、人物は鮮やかに写りだす。
この3つの要素をは何かを明らかにし、
全体効用を設計します。
設計に基づいて、「モノ」素材を「コト」効用に変換します。
そのためには、素材と加工をコストとして費消します。
費消するのは「効用」と対応できるコストの許容されます。
「機能」は「効用」と対応させます。
「コスト」は「効用」を実現させる「機能」と対応させます。
意味がないコストは損失です。
損失を減らせは減らすほど、利益になります。
不良在庫などや仕損品などは、コスト設計以前の問題です。
コスト企画は、効用設計からはじめて「意味」を持ちます。